VZ エディタ作者の c.mos さんが「プログラマ、もうやめます」

私が最初に使ったエディターは、WordStar という名前。特に、Ctrl+E・X・S・D キーで上下左右のカーソル移動ができる、「ダイヤモンドカーソル」は手放せなかった。

その後、国産の VZ エディタというのが出て、こちらに乗り換えた。*1 WordStar から VZ エディタに私があっさりと乗り換えた理由はキーバインドが WordStar ライクだったことに尽きる。

開発者は c.mos さんという天才プログラマ一人。一人で開発とかスゴい話だが、そういう時代だったのだ。当時、VZ エディタについての解説書が多数発売されていたが、私もその中の数冊を購入した。で、確か、「VZ天国」という本に、c.mos さんの書いたコラム欄があり、どうも文章に影があるのが気になったのを今でも覚えている。彼のブログによると、彼が 25 歳の時に VZ エディタは発売されているようだ。名作を若くして生み出してしまった苦悩と言うのかなあ・・・。

当時 VZ エディタを発売していたのが、ビレッジセンターという会社なのだが、去年末に解散してしまった。そして、c.mos さん自身も(生年から計算すると47歳になられている)先月、「プログラマ、もうやめます」とご自身のブログで宣言された。だからどうだってワケでもないのだが、なんとなく寂しい気分に浸りつつこのエントリを書いた。うーん。結論が無い。

*1:その後、就職をして、仕事では UNIX 系の OS 上での開発ばっかりだったので、vi をもっぱら使うことになって、時代の変遷もあり、VZ は使わなくなってしまったが。