準仮想化

仮想化技術は特に IO まわりが遅くて使いにくい印象があったんだけど、実はそんなことはとっくに考えられてたらしい。

現在の商用の仮想化製品では、完全仮想化のゲストOSであってもI/Oドライバは準仮想化のものを用いるといった手法を採用しています。今後は、ハードウェアのサポートによって高速に動作させれる部分は完全仮想化、それ以外のところは準仮想化といったハイブリッド型のゲストOSが主流になると考えられます。

インストールと環境構築 (1/3):実践! Xenで実現するサーバ統合(1) - @IT

仮想化において、宿主となるマシンのOSをホストOS、寄生する(言い方わりぃw)OSをゲストOSと呼ぶ。んで、パフォーマンスでないところ(IOまわりとかのエミュレートの負荷の高いところ)は、ゲストOSのカーネルを改変して、直接宿主の IO を操作する(あくまでイメージだけども)ようにしているのだ。良く考えるもんだ・・・。


知りたかった仮想化OSのパフォーマンスについての記事があった。
実測! 物理マシンと仮想マシンの性能差は? (1/2):実践! Xenで実現するサーバ統合(2) - @IT
ベンチマーク的なものなんで、体感にそのまま反映されるとはいえないけど、かなり優秀。1台の仮想OSで10%くらいの性能低下。2台を動かして、両方のスループットを合計すると物理OSを上回る(!)という結果。


そこそこ性能のあるサーバ機を用意しとけば、その上で DB サーバと WEB サーバを動かして検証したり、テスト環境、ステージング環境を構築したりするのに不足はなさそうだ。


いい時代になったもんだ・・・。