楽天の分散DBの取り組み

膨大な店舗情報の分散管理はもっとも頭の痛い問題だろうなー。

 また、楽天のmyRakutenやくじ引きページについても同様の工夫が行なわれている。これらのサイトでは、1秒間に1000アクセスを想定して設計されているが、実際には月1億回のアクセスがあるという。Apacheをフロントにしてロードバランスさせ、Mongrelクラスタリングして配置して、大量のデータを処理している。


 なお、楽天技術研究所では、分散データベース技術であるROMA、および分散処理技術であるFariyを開発しており、2009年にはオープンソースとして広く公開する予定となっている。数千台のサーバ環境で、データベースをメモリに常駐し、格納の分散・処理の分散を実現する。この技術によって、アクセス増加への対応が可能になるほか、「おすすめの本」などのような膨大なデータからのリコメンディング処理を、短時間で行なうことが出来るようになる。

Ruby on Railsの普及活動と今後の展開 (2/4):EnterpriseZine(エンタープライズジン)