Zumo Drive で写真共有


旅行に行ったときの写真を行ったメンバー全員で共有する方法についてなかなか便利な方法が無かった。FileBank もいいし、前回は DropBox を使ってもらった。これはなかなか具合がよかった。


DropBox に対抗するサービスとして立ち上げられたのが、Zumo らしい。DropBox との一番の違いは、DropBox が共有ディレクトリの完全なローカルコピーを保持する(2GB の共有ディレクトリがあれば、各クライアントにそれぞれ2GBのローカルコピーが生成される)のに対して、Zumo ではあくまで部分的なキャッシュだけをローカルに保持すること。

単純に、ディスク容量の節約を考えれば Zumo の方がいいだろうけど、実際は一長一短ありそう。ただ、Zumo の想定している、「共有ディレクトリにがさっと画像とか動画を放り込んでおいて、iPhone で閲覧する」というような使い方をしようとすると完全なローカルコピーを保持するのは現実的じゃない(iPhone のローカルディスクはそんなに大きくない)。

 よくできているのは、写真の共有機能だ。Flashで作られたアルバム閲覧アプリケーションで、フォルダ単位で写真をパラパラ眺めることができる。つまり、カメラからZumoDrive上(というのはローカルに見えるドライブ、念のため)の適当なフォルダに写真をまとめてドロップして、そのフォルダのURLを誰かに送ることで、そのURLを受け取った人はWebブラウザのみでオンラインアルバムを閲覧できるということだ。写真の表示はプログレッシブで、ストレスが少ない。

“すべてクラウド”も間近!? 「ZumoDrive」を使ってみた − @IT

これは便利そう。アカウントを持ってない人に対して上記が出来るのがいい。

ZumoDriveは1GBの利用は無料。月額料金は10GBが2.99ドル、20GBが5.99ドル、50GBが14.99ドル、100GBが29.99ドル、200GBが59.99ドルなどとなっている(10GB当たり3ドル)。

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ZumoDriveはAmazon S3を素で使った場合に比べてちょうど2倍の価格設定になっている。例えばAmazon S3をドライブとして使うためのシェアウェア「JungleDisk」や、Unixユーザーなら「s3rsync」といったソフトウェアを使えば、同容量が半額で使える。純粋に定期バックアップを取りたいといった用途であれば、ZumoDriveよりも、こうしたソフトウェアを利用するほうが安く済むだろう。

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まだベータテスト中らしいけど、サービスが開始されたら、一回使ってみたいと思う。今のところ、Linux クライアントが存在しないらしいので、それ待ちにはなる。